2010年5月16日日曜日

お金持ちに優しい国-科学アカデミー編


サンフランシスコでカリフォルニア科学アカデミーに行った。急に行くことにしたので、様子も良く分からないまま取りあえずネットでチケットを予約することに。HPを見てみると普通の入場(24.95ドル)とは別にアカデミーツアーなるものがある。普通に見れるものとして(他は夜のツアーとかちょっと違うもの)Platinum Behind-the-Scenes Tourというのが1日4回行われいるようだ。が、これの値段がなんと約4倍の99ドル!どうやら解説に加え、普通の人がいけない場所にも連れて行ってくれるらしい。かなり高いがせっかくなので参加することにした。

思ったより近くてオープンの時間ちょうどに到着したので、人の流れに従って進むと、どうやらプラネタリウムのチケットをもらう列だったようだ。そこでチケット売り場で引き換えたチケットを見せると、どうやら私は並ぶ必要がないとのこと。事前に席が確保されているので、ツアーの入り口でパスをもらって、見たいときにそのパスを見せればよいらしい。分かったというと、入り口まで連れて行ってくれるという。すぐそこなのに、チケットを配る仕事を放棄してまでの(まあもう1人いたので誰も配らないということではないが)、至れり尽くせりの態度。さすが4倍の値段を払うと違うということか。日本でこのようなことをしているところはあるのであろうか?特別扱いは特別な人のみという印象なのだが。その点アメリカではお金さえあればよいのだから、アメリカは平等というのはそういう意味では本当なのかもしれない。

この特別なツアーだが、時間になったので集合場所に行くと、まず奥の小部屋に案内される。他の人は全部カップルで合計9名。みんなアメリカ人だ。子供もいないし、1人で来ているのも、話が分からないのは私だけ・・・。その部屋でこのアカデミーについての説明を受けて、水族館の裏側に入る。そこはまるで工場のようだった。とてもうるさいのでヘッドセットが事前に配られていたが、はずしても聞こえるのではずして良いといわれた時も英語が聞き取れない私は着けて聞き、とても重宝した。見学した場所自体は、私的にはそれほど凄いということはなかった。

その後緑地化した屋上のみんなが入れないスペースに入って説明を受けたが、他の人からすぐ見える場所なので特に特別感なし。

その後みんなが外から見ているガラス張りの研究室のような場所に入ったが、ここも特別感なし。

その後入った部屋は宝石がある部屋でここは確かに他の人は入れないし、宝石好きの人は喜ぶかも?でもまあスミソニアンで宝石を見ればもっと凄いよといった感じ。

お土産にDVDをくれたが、これもショップで売っていた。

4倍払って見た場所等はおおっというものではなかったが、ガイドがついていろいろ説明してくれ、みんな結構質問をしていたので、やはりそういう意味では特別なツアーだったといえよう。

実はそれより何より特別なのは、並ばないでプラネタリウムや熱帯雨林のドームに入れることだ。混んでいるときは凄く並ぶらしい。私は早めに行ったし、時期も夏休みシーズンでなかったので熱帯雨林は事前に見ていたし、プラネタリウムも事前にもらわなければならないチケットを十分もらうこともできたのだが。でも、プラネタリウムで横入りして一番はじめに好きな場所に座れた時はちょっと特別感に浸ってしまった。まあ、プラネタリウムはそれほど良くなく後半殆ど寝ていたのだが。熱帯雨林のドームは素晴らしいのでぜひ見ていただきたい。

とはいえ、英語ができない場合はツアーの4倍の金額を払うほど得るものがあるのか微妙なので朝一番に来れば良いかもしれない。

科学アカデミーツアー
http://www.calacademy.org/visit/tours/?t=1

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