2010年10月12日火曜日

アメリカ人の美術鑑賞(ボストン美術館)


ボストン旅行の目的の1つであるボストン美術館。地下鉄といっても地上を走っているので美術館を過ぎてすぐ駅につくため電車にさえ乗れれば分かりやすい。

たまたまコロンブスデーは入場無料とのことで、普段20ドルする入場料を払わずに済んだ。でも、入るのに無料と書かれたチケットをブースで貰わなければならない。並ばなければならず面倒だが、シカゴでも無料の時間帯にいったら同様にチケットブースに行く必要があった。ただシカゴの場合はメルアドを登録させられたが、こちらはどこからきたの?との質問に答えて終了。

並んだとはいえ、朝イチだったし、中が広いのでゴミゴミはしていない。順番に鑑賞していると、ボストン美術館の名画の一つらしいゴーギャンの「われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか」を発見。思いのほか大きい。でも皆足を止めてみたりはしていない。

そしてゴッホ。さすがにここでは見ている人がいる。1人だけとはいえ、ちょっとほっとした。

そのうちミレーの「種まく人」を発見したが、ここでは誰もちらりともみず過ぎ去っていく。

さすがにルノワールでは足を止めて皆見ている。そして、モネの「ラ・ジャポネーズ」。華やかでインパクトがあるので人気なようだ。

名画とかそういうものにこだわらないからなのだろうか。イマイチこの人達がこんなにたくさん芸術作品を保有していて宝の持ち腐れになっていないのかと心配になってしまった。

ボストン美術館には岡倉天心にちなんだ「天心園」という小さな日本庭園もあるのだが、ここではなんと、庭園内の石の橋(?)に腰かけている若者たちが。石庭なのに・・・。この人達に石庭を理解しろというのが無理なのだろうか・・・。

ちなみに、ボストン美術館全体の評価としては、個性がなく規模でメトロポリタン美術館に負けており、今一つといったところ。展示の仕方を工夫する必要があるのではないか。シカゴ美術館はゆったりと見れるしとてもお洒落であったのだが。良い作品を保有しているだけにちょっと残念。ちなみに、エジプトの美術品はエジプトにいったり他の美術館に行っている私的にはかなりイマイチだった。

0 件のコメント:

コメントを投稿