2010年12月7日火曜日

ホロコースト博物館

夏の間は整理券がないと常設展は見れないほど人気のホロコースト博物館。スペインの高校生が一度見て面白かったのでまた行きたいと言っていたので興味深い展示なのだろうとは思ったが、混んでいるところ並んでまで見たくなかったので、空く時期まで待っていた。

今週はこの時期の気候よりかなり寒いらしく、今日も風が強く外を歩くのが辛かったが、中々行く機会もないしと出かけて行った。

入口では内容が内容だからか、金属探知機の検査を受けて入場。それなりに人はいたが流石にそれほどでもなくゆったり見れた。英語が出来ないため思いのほか時間がかかって、2時過ぎにいって終わりは5時だったので、最後はかなり掛け足となってしまった。

ホロコーストというとユダヤ人としか思っていなかったのだが、ジプシーやゲイの人についての展示もあり興味深かった。また、障害のある人をmercy killingといって殺していたというのも知らなかったのでびっくりした。人体実験の映像もあったが、ここは井戸を覗き込むような形になっているにも関わらず、多くの人が見入っていた。行ったお医者さんもやりたくてやったわけではないかもしれないのに、ナチスが多くの人を変えてしまったと思うと悲しくなった。

人種選別のための色々な髪のサンプル(美容院でカラーをするときに髪の色をチェックするのに使うのと同じ感じ)や目の色のサンプル(カラーコンタクトみたい)、鼻の大きさを図る道具などもあり、ここまでやったのかとびっくりした。

未だに戦争がなくならない世界だが、多くの人がこうした博物館を通じて平和の大切さを認識するようになって欲しいと思った。

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